マスターカードとは
マスターカードはご存じのように決済サービスを行う企業で、世界的に事業を行っています。
クレジットカード、事前支払いのプリペイドカード、即時決済のデビットカードによる決済事業を行っています。
本社はアメリカのニューヨーク州マンハッタンです。
下記はクレジットカード決算の取引量を示したものです。
VISAが45%と約半数を占めています。
Union Payは中国のカードで27%、 マスターカードは24%を占めています。
AMEXは2%、JCBとDinersは1%です。

マスター カードの株価!
マスターカードの株価を以下に示します。
ものすごい勢いで、株価は上昇しています。
2015年から株価は3倍に上がりました。
驚きの成長力です。
PERは46と割高です。
配当は0.48%ですが、自社株買いを積極的に行っています。
自社株買いによる株価増加を考慮すれば、実質2.8%程度になります。
マスターカードの売り上げと利益
売り上げ、利益ともにきれいな右上がりです。
流動比率は141%。
利益率は58%と文句なしの数字です。

2月の第4、四半期決算ではカード決算の大幅な伸びにより、2018年の利益も突出しました。
決済処理件数は21%上昇。
消費者のカード決済が広まっています。
以下に、マスターカードとビザの比較を示します。
総じてビザの方が、良いパフォーマンスを示しています。
ビザの利益率62%は本当にありえない数字です。
項目 | Mastercard | VISA |
売上高 | 14,950.00 | 20,609.00 |
営業利益 | 7,282.00 | 12,954.00 |
税引前当期利益 | 7,204.00 | 12,806.00 |
当期利益 | 5,859.00 | 10,301.00 |
税引き前利益率(%) | 48.19 | 62.14 |
PER(倍) | 43.04 | 40.78 |
流動比率(%) | 139.49 | 161.13 |
配当(%) | 0.55 | 0.62 |
収入の増加は約20%と力強く成長しています。

下記は売り上げの内訳です。
消費者による売り上げだけでなく、B2Bでの売り上げも同程度あります。

マスターカードの広がり
日本ではやっとカード決算が広がりつつありますが、海外ではカード決済が主流です。
下記のように、世界でマスターカードを使えます。


携帯でもマスターカード、ビザの決済は可能です。

マスターカードは中国での展開のため事業申請を行い2020年2月に承認を受けました。
ビザは現在承認待ちです。
中国の決済サービスにおける市場は約3000兆円です。
それに対し、マスターカードとビザの売り上げを合わせても約3兆円です。
中国で事業を開始できればとてつもない成長が期待されます。
このようにマスターカードやビザ無くしては、生活に支障をきたすでしょう。
また、アマゾンはビザやマスターカードと協業で手のひら決済を開発しています。
傘下のホールフーズやファーストフード店でも売り込みを検討中です。
以上のことを考慮すると、ビザやマスターカードはまだまだ事業を拡大できるものと考えられます。
マスターカードの今後と株価予想
まさにマスターカード、ビザは消費者独占企業と言えるかもしれませんね。
もちろん私もVISAの株を有しています。買い増ししたいですが、少し割高ですね。
下記はマスターカードの株価と売り上げのコリレーションプロットです。
2020年の1月の予想は270ドルです。
一方、現在2020年1/10時点の株価は309ドルとそこそこ当たっていると思います。
2021年は順調に売り上げが伸びれば株価は330ドル程度が予想されます。

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