クラフトハインツのポートフォリオ
クラフトハインツのブランドは下記のようにたくさんあります。
チーズやケチャップの認識度は圧倒的です。
他にもゼリーのJELL-Oやソーセージのオスカーマイヤーのブランドも有しています。
他にもコーヒーやソフトドリンクのブランドも有しており、多角的に経営しています。


クラフトハインツのケチャップはドミノピザや、ケンタッキーで使用されており重要なインフラとなっています。

クラフトハインツの株価
クラフトハインツの株価は低迷しています。
クラフトハインツは2018年後半、クラフトやオスカーマイヤーなどの大型ブランドの評価を約154億ドル(1兆6000億円)引き下げました。
これにより株価は約50%ほど低下しました。
今回は、比較的小さいブランドのステーキソース”A1″などの評価を引き下げました。
この減損処理で約12億ドル(1300億円)を計上しており、上記の利益低下分をほぼ説明することができます。
のれんの償却とは
のれんの償却とは、例えば2000億円である企業を買収したが、実際は1000億円しか価値はなく、資産を1000億減らすことを言います。
ただし、その事業そのものの価値が下がっただけで、稼ぐ力は変わっていません。
簡単に言えば、買った車の値段が数年後に半値になり、自分の資産がその分低下したようなものです。
この場合、自分の給料は変わらないですよね。
クラフトハインツの収益
クラフトハインツの収益は多角化していて安定しています。
ケチャップ、マカロニ、チーズやハムの事業が安定して稼いでいます。

こちらはテーストエレベーションです。
ケチャップやマヨネーズ、ピーナツバターなどの製品があります。
売り上げは約7000億です。

こちらはイージーミールです。
マカロニチーズ、豆の缶詰も約4000億円の売り上げがあります。

こちらはファーストフレッシュメールです。
チーズのフィラデルフィアは有名ですね。
オスカーマイヤーはハムやソーセージです。
こちらの売り上げも約6000億円ほどあります。

クラフトハインツのケチャップのシェアは70%近くになります。
特にハンバーガーのシェアが41%と高いですね。

売り上げの60%は新興国からの売り上げで、地域の売り上げバランスも優れています。

また、下記のようにクラフトハインツは中国事業に力を入れており、今後の成長が期待されます。

チーズやソース、お菓子でもがんばっています。



何より、クラフトハインツが消費者から支持されているかが一番のキーになります。
ケンタッキーフライドチキンやバーガーキングではクラフトハインツのソースを使用しており、インフラとしても十分に機能しており、消費者独占力を有していると考えます。
私はスーパーに行ったとき、必ず行く場所があります。
それは、ソース売り場です。
ソース売り場の棚を確認し、クラフトハインツの製品の状況をチェックします。
結果的にクラフトハインツのマスタードはいつも品薄になっています。
これは、クラフトハインツが消費者から支持されていることを意味します。
まとめ
クラフトハインツそのものに問題はないことが明らかです。
私がクラフトハインツを有していて、株価が低下しても耐えれる理由は以上になります。
今後、株価は皆忘れたころに戻っていると考えています。
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