海外に転職できる年齢は?

今、海外への転職を考えていて、自分の年齢は海外の転職においてふさわしいのか考えているかと思います。

私は40代前半で売り上げ数兆円を超える海外のIT企業に転職しました。海外現地での勤務経験は約10年ほどになります。

この経験を元に海外に転職においてふさわしい年齢についてお話しします。

きっと海外への転職事情を理解することができ、海外へのチャレンジが可能になるでしょう。

海外への転職におけるふさわしい年齢

海外への転職はやはり年齢が若い方がいい ~30代が理想

海外転職は何歳でも可能です。

ただやはり、バリバリ働ける30代がいいかと思います。私は40歳前半で海外へ転職しましたがかなりギリギリだったと思います。

その理由はやはり、若い時の方が体力的に問題なく働くことができるためです。

何かあった時に若さのパワーで乗り越えることができます。

また、30代ともなれば自分のスキルセットが成熟し、海外からのオファーされる給与も魅力的な数字になってくると思います。1000万円近い年収も可能になります。

高い年収では貯蓄に回せる資金を得ることができ、経済的な自由を得ることが可能になってきます。

また、海外は日本と違う文化があります。食文化だったり、政治的な国の方針があります。これを受け入れるのも若い方が取り込みやすいと思います。

私が経済的な自由を得た方法については下記の記事を参考にしてください。

年齢が若すぎる海外転職の落とし穴

先に年齢が若いほど馬車馬のように働くことができるので、海外への転職は年齢が若い方がいいと先に述べましたが落とし穴があるので注意です。

若い年齢ではスキルセットが浅く、せまいため、海外の企業から買いたたかれてしまい、安い給料になってしまう可能性があります。

海外で転職して得られるメリットの一つは高い給与が得られることです。

詳細は後に述べますが、海外で働く場合、厚生年金の加入ができなくなります。

つまり、厚生年金のメリットを失い、安い給料で海外で働くことは何らメリットになりません。

厚生年金は老後において生活のためのお金を支払ってくれるだけでなく、万が一自分が働くことができなくなってしまった場合でも家族にお金を支給してくれる日本のすばらいいシステムです。

海外に転職して安い給料から高い給料になる確約はありません。

このようにスキルセットがまだ成長していない20代前半における年齢での海外への転職はむしろ自分の人生をだめにしてしまう可能性があります。

この年齢での海外への転職は慎重になった方がいいでしょう。

厚生年金の加入を日本でしっかりと行いながら、自分のスキルセットを充実させることができれば、海外の企業からそのスキルセットが認められ、高い給与のオファーにつながります。厚生年金もある程度積み立てているので、将来への安心にもつながります。

年齢を重ねて海外へ転職することへのリスク

年齢を重ねるほど、体にガタがが出てきて思うように働くなることができなくなります。

実際私は海外へ転職した際は、体に何も問題がありませんでしたが海外での勤務が8年も過ぎ、50代近くにもなると片頭痛が出るようになり、また老眼でパソコンの画面を見るのが見えにくく、フルタイムで勤務するのが本当につらくなりました。

もし自分の立場がマネージャークラスであれば、仕事を部下に託することができますが、自分がプレーヤーの場合は、周りの若い人と同じ成果が求められるようになるのでかなり大変だと思います。

また、年齢を重ねて海外に転職する場合、自分のボスが自分より若い可能性が出てきます。

40代以上になるとその可能性が高まります。やはり自分より若い人の指示にしたがって働くのはプライドが邪魔するようになり、仕事する意欲が低下すると思います。特に最近では若い人を役職に上げることが一つのブームになっていることもあり、年齢を重ねての転職はだんだん難しくなっているかと思います。

また、50代で海外に転職し、とても海外で働くことができないと理解して再度、日本で再就職することはかなり難しいでしょう。海外ではスキルを重要視しますが、良いか悪いかは別として日本ではその文化がまだ発達しておらず、いまだに若いプレーヤーを重要視する傾向があるためです。

このように年齢を重ねた場合での海外への転職は、失敗した場合のリカバリーが非常に難しいことが現実です。

役職クラスや破格の給与を用意されているなどの、よほどのことが無い限り今の会社で働くことが得策と思います。

海外への転職を考えた時、家族をどうするか?

妻が日本で仕事をしている場合

私は42歳で海外へ転職する際、子供と妻は日本に残して単身赴任することを決めました。

当時はちょうど世界でどこにいてもLINEで通話料無料で会話できるようになっため、タイミング的に良かったと思います。

また、子供はすでに中学生になっていたため、学習システムの違いや言語の壁を考慮して日本に残すことにしました。

家族を日本に残した理由は、妻が日本で仕事をしていて金銭的なリスクヘッジを取るためです。

私が海外での転職先で失敗しても、日本の妻が働けることで安心につながります。

もし、日本で妻が仕事をしている場合は、そのまま継続することをおすすめします。

私はまた転職を機に収入保障保険にも加入しました。宣伝のようになってしまうのであまり書きませんが、万が一自分が働けなくなってしまっても毎月のお金を得ることができる保険です。詳細は下記の記事を参考にしてください。

子供と妻を同伴させる場合

海外現地の公立学校に通学させる方法に加え、インターナショナルスクールで英語で子供を学ばせる方法もあります。私がいた海外現地でのインターナショナルスクールでは大学までの進学を世話をしてくれていたようです。

今はドル高に見られるように日本の競争力が低下しており、日本の安い賃金が問題となっています。子供の世代ではアメリカなどの国で高い年収で働くことも考えるとインターナショナルスクールで学ばせることも一つの方法だと思います。

ただし、インターナショナルスクールの年間費用は高級車一台分ととても高いため、せっかく収入が上がっても貯蓄できない状況になりかねません。自分の給料で貯蓄もしっかり確保できればインターナショナルスクールを検討してもいいかと思います。

あるいは小学校までは海外現地の公立の学校でたくましく育て、高校から日本で学ばせて大学に進学するという方法もあります。実際、私の同僚は高校から日本で学ばせる人と、インターナショナルスクールで大学まで行かせる人がいました。

子供の将来を考え、日本で学習させるか、海外で学習させるかは、自分の年収と子供の積極性などの素質を見ながら決めるといいかと思います。

海外への転職で年齢にかかわらず注意したいこと

厚生年金について

注意したいことは海外の現地における外資系の企業に就職する場合、厚生年金への加入ができなくなることです。

これは海外で長く勤務するほど深刻な問題になります。

海外での現地における企業で十分な給料を得ることができ、そのお金で株式などで配当金を得ることができれば問題ないのですが、うまくいくともかぎりません。

私の場合、約15年ほど日本の企業で勤務し、その後、約10年ほど海外の現地企業で働いたのですが、もちろんその間は厚生年金は払っておらず、国民年金のみ支払っていました。

私はこの約10年間の間、厚生年金を支払っていないので将来受け取る年金が減ってしまう可能性があります。

私は運よく株式で運用することができたので、それほど気にしていませんが、やはり海外の勤務期間が長くなると厚生年金の受取額が限定されてしまうことを考慮に入れておいた方がいいでしょう。

私は現在、日本にある外資系企業に2度目の転職を行ったので、現在は厚生年金の保険料を払っています。

今考えると約10年程度の海外勤務でちょうどよかったと痛感しています。

それ以上になると、受け取れる年金が少なくなってしまうためです。

このため海外の現地企業で勤務する場合は厚生年金の受取額を考慮し、再度日本で働くことも考えておくといいかと思います。

証券口座について

海外で働く場合、日本の証券口座に関しては注意が必要になります。

これは日本の証券会社が日本国外での取引業務を行う許可がなされていないためです。

出国期間が1年未満であれば問題ありません。

5年未満の場合、日本株、国債のみ所有することが可能です。

5年以上では口座を持つことができません。このため解約の手続が必要になります。

このように出国予定に合わせて口座をどうするか手続きを設定するといいでしょう。

出国予定期間手続き
1年未満手続き不要。
1年以上5年未満日本株式、国債のみ所有可能。
5年以上口座を継続できません。

日本にある資金について

もし仮にアメリカで働くことになった場合、アメリカ国外にある銀行口座を申告する必要があります。

実際私は、日本にまとまった資金があったため、申告した経験があります。

この申告はアメリカだけでなく、多くの国で行われています。

アメリカでは1万ドルを一度でも超えると申告の対象になります。

これは、国外で得られた資金ににおいて税金を正しく支払う必要があるためです。

日本における遺産相続や贈与を受けた場合は特に注意が必要です。

もし申告しない場合や、少ない資金を申告した場合、最低1万ドルの罰金を科される場合があります。

遺産相続の場合は申告すべき金額の35%にもなる場合があります。

日本でも同じように日本にいる外国人は海外の資金を申告するような法律になっています。

各国が口座の情報を共有する条約を結んでいるため、決して隠すことができません。

このため、忘れずに申告する必要があります。

詳細は下記を参考にしてください。

まとめ

海外の転職においてふさわしい年齢についてお話ししました。海外への転職する年齢としてはスキルセットが成熟し、働き盛りの30代が最も適しています。

海外で働くのはとても魅力的ですが、一方で日本には厚生年金といったとても素晴らしいシステムがあります

厚生年金を積み立てながらしっかりと将来への基盤を確保しつつ、自分のスキルセットを磨くことで、海外の企業からの破格の給与につなげるといいでしょう。

海外からの転職のオファーには転職エージェントに登録しておくとスムーズに受け取ることができます。

申し込みは下記からどうぞ。

エンワールド

海外への転職のためのエージェントの詳細は下記を参考にしてください。

私の転職体験記は下記の記事を参考にしてください。

この記事の執筆者:ユウ

IT企業に25年以上勤務。日系企業に約15年ほど勤務した後、売り上げ数兆円のIT企業に海外転職。約10年後、日本に戻り、外資系IT企業でマネージャーとして勤務。これまで行ってきた仕事で奨励賞やGrand Awardを受賞。博士号取得。現在、マネージャーとして勤務し、外国企業とのやり取りを英語で行いながら世の中に役に立つものを構築中。

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