at&t 株価 アマゾンがインターネット接続サービス発表
at&tはアメリカの情報通信会社です。
下記のように通信を事業の柱とし、現在メディアや広告などの多角化を図っています。
1.固定電話、携帯電話
2.インターネット接続
3.衛星テレビ、ケーブルテレビ
4.映画の製作配給、ライセンス事業
5.広告等の事業(Xandr) を行っています。
最近ではワーナーを買収しました。
バットマンやスーパーマン、トムとジェリーなどのコンテンツを有しています。
下記にat&tの株価を示します。
全体的に下降気味ですね。
PERは11.8なので非常に安いです。
成長性がほとんどないものと投資家からは見られています。
配当は6.3%と良好です。

at&tの収益と今後
at&tの売り上げと利益を下記に示します。
やはり、携帯電話や固定電話、インターネット接続サービスによる収益で非常に安定した利益を得ています。
利益率も14.6%と、悪くはありません。
気になったのは流動比率(手持ちのお金 / 借金)が80%と、借金の割合が高く、要注意です。

携帯電話、インターネット接続の売り上げは全体の68%になり、ここが屋台骨となっています。
エンターテイメント、ワーナーから売り上げは32%と内訳としては小さいです。



以前、利益の安定性、ワーナーの買収や、at&tの配当の魅力を感じ、at&tの購入を考えました。
しかし、テクノロジーの変化によって、at&tのビジネスモデルがうまくいかなくなることを懸念し、結局、購入を見送りました。
そして、予想したように先日、アマゾンが人工衛星による高速インターネット接続サービスを開始するとのニュースが報道され、前回の投稿でもこのニュースについて触れました。
今後、at&tはなんらかの策を打たなければ、株価はずっと低迷するものと考えられます。
最悪のシナリオは、アマゾンがat&tの市場を奪い取ってしまうことです。
もし、保有している方は、現在の配当率の高さに惑われされず、今後の動向をよく検討された方がよいかと思います。