アメリカ株価の予想と今後の見通しについて知りたいと考えておられると思います。
私は米国株で金融資産1憶円を達成することができました。
米国株による配当金で経済的自由も得ています。
今回、アメリカ株価の今後の将来性と見通しについて、またアメリカ株を所有することで得られるメリットとデメリットなどについても話したいと思います。
アメリカ株価の今後の将来性と見通しを徹底解説!

下記はアメリカの株において主要500銘柄を用いた株価指数S&P500を示しています。
このようにアメリカの株は10年に1回程度下がる時がありますが、その後必ず力強く回復し上昇をし続けています。
たとえば1985年にアメリカの株を買ってさえすれば、約30年後の現在のその価値は19倍にもなっているのです。
1000万円持っていれば1億9000万円に増加です。
テンバガーどころの話ではなく、非常に魅力的なゲインであることが分かります。

一方で以下は日経平均株価です。
同様に考えてみると、増加はほとんどありません。
リーマンショックの落ち込みから見てもせいぜい2倍から3倍です。
このように日本株と比較し、アメリカ株価の予想と今後の見通しは、非常に有望であることが考えられます。

アメリカの人口と日本の人口

下記はアメリカの人口の推移を示しています。
アメリカの人口は下記のように増え続けていることが分かります。
2006年には3億人を突破しました。
これは他国からの移民が増加しているためです。
メキシコの人口を見ても分かりますが、メキシコの人口の増加とほぼ一致しています。
このようにアメリカの人口が増加することで、モノやサービスの需要が比例して増大します。
これに従い、アメリカ企業の利益も増加し、株価の上昇も期待することができます。

一方、下記は日本の人口を示しています。
日本の人口は1990年から飽和しており、2010年からはむしろ減り始めています。
このように日本の市場はほぼ飽和していることが考えられます。
このアメリカの人口と日本の人口を比較すると将来の市場の伸びという意味ではアメリカが圧倒的に有利であることが予想されます。

アメリカ株のデメリット

アメリカ株のデメリットを分かりやすく、明確にしたいと思います。
アメリカ株におけるデメリットは主に下記の2つです。
1.日本のような優待券が得られない。
2.日本株では配当金に税金20%がかかるのに対して、米国株では日本の税金20%に加え、米国での税金10%が追加され計30%となる。
デメリットよりメリットが大幅に上回ります。
優待券が得られませんが、代わりに配当と自社株買いが得られると思えば問題ないと思います。
また、NISAを使うことによって配当金にかかる税金を抑制することができます。
また、ユニリーバなどの米国外の企業の株であるADRも米国の税金10%が掛かりません。
以上のようにNISAやADRを利用することで配当にかかる税金を抑制することが可能です。
アメリカ株のメリット

アメリカの株の魅力やメリットをまとめてみました。
やはり配当が魅力的です。
3%から5%の配当を出してくれる企業がたくさんあります。
また、 日本と比べてアメリカの企業は世界で展開している企業が多く利益の増加による株価増加も見逃せません。
さらに 企業自身による自社株買いによる株価上昇も実はあるのです。
1.配当を得ることができる(インカムゲイン)。
2.利益増加による株価の上昇を期待できる(キャピタルゲイン)。
3.自社株買いによる株価上昇も期待できる (キャピタルゲイン) 。
配当金による副収入が可能(インカムゲイン)
アメリカの企業では配当金を支払う企業が多く、副収入が可能です。
配当利回り3%以上の銘柄が下記のように数多くあります。
ランキング形式で示します。
一般消費財
企業 | ティッカー | 配当 |
ケロッグ | K | 3.4% |
コカ・コーラ | KO | 3.0% |
ユニリーバ | UL | 3.0% |
ペプシコ | PEP | 2.8% |
J&J | JNJ | 2.7% |
外食産業
企業名 | ティッカー | 配当 |
マクドナルド | MCD | 2.6% |
バーガーキング | BKW | 2.5% |
ダンキンドーナッツ | DNKN | 2.0% |
スターバックス | SBUX | 1.9% |
ヤムブランズ | YUM | 1.7% |
テクノロジー
企業 | ティッカー | 配当 |
AT&T | T | 5.4% |
IBM | IBM | 4.8% |
3M | MMM | 3.4% |
Microsoft | MSFT | 1.4% |
Apple | AAPL | 1.2% |
銀行、クレジットカード
企業 | ティッカー | 配当 |
ウエルズファーゴ | WFC | 3.8% |
JPモルガンチェース | JPM | 2.7% |
バンクオブアメリカ | BAC | 2.1% |
VISA | V | 0.7% |
Mastercard | MA | 0.6% |
米国株におけるおすすめ銘柄は下記を参考にしてください。
利益の増加による株価の上昇(キャピタルゲイン)
米国の企業の多くは世界で展開しています。
海外展開の店舗増加による利益増加により、株価の上昇を期待できます。
たとえば、マクドナルドでは中国における店舗数は2022年までに 2500店舗から4500店舗に増加させることを宣言しました。
またマックカフェにおいてもマレーシアにおいては年10~15店舗の新規出店を行っており、年平均50%のペースで成長しています。
私もマクドナルド株を有していますが、株価はここ数年だけでも下記のように50%近く上昇させることができました。

さらにマクドナルドだけでなく、アメリカにはアマゾンやグーグルなどの優良企業が多く存在します。
下記はアマゾンの株価を示します。
アマゾンの業績拡大により株価は増加の一途をたどっています。

アマゾンに関する記事は下記を参考にしてください。
グーグルに関する記事は下記をどうぞ。
自社株買いによる株価の上昇(キャピタルゲイン)
アメリカの企業は日本の企業と比べ高ROE*の企業が多く、企業の理念として株主への還元を最優先としています。
*株主資本でどれだけ利益を得たかという指標
このため企業は配当だけでなく自社株買いを行い、株価の増加を行うことで株主への還元を行っています。
自社株買いとは、企業が自らお金を出して自分の企業の株を購入することです。
こうすることで、株価を上昇させ、株主に還元するのです。
下記はマクドナルドの発行済み株式の合計の推移です。

年 | 2015/12 | 2016/12 | 2017/12 | 2018/12 |
発行済み株式合計 | 906 | 819 | 794 | 767 |
年々株式の合計は少なくなっていることが分かります。
これはマクドナルドが自社株買いを行っているためです。
ちなみに2018年は約3%の自社株買いを行っています。
このため、配当利率と自社株買いをそれぞれ足すと利回りは約6%にもなります。
自社株買いを調べる方法などの詳細は下記を参考にしてください。
まとめ
以上、アメリカ株価の見通しを述べました。
今後もアメリカの株価は力強く上昇していくものと思われます。
その理由はアメリカにおける人口増加、さらにマクドナルド、アマゾンやグーグルなどの優良なビジネスの拡大です。
このようにアメリカ株価は今後も有望であることが予想されます。