自社株買いによる株価の上昇

アメリカの企業は企業の理念として株主への還元を最優先としています。
*株主資本でどれだけ利益を得たかという指標
このため企業は配当だけでなく自社株買を行い、株価の増加を行うことで株主への還元を行っています。
自社株買いとは、企業が自らお金を出して自分の企業の株を購入することです。
こうすることで、株価を上昇させ、株主に還元するのです。
自社株買いの調べ方

所有している企業が自社株買いをしているのか調べるのは簡単です。
株式数を調べることで、どのくらい自社株買いをしているのか分かります。
例えば楽天証券では財務のタブで確認できます。

下記にマクドナルド株の発行株式数の推移を示します。


株式合計数が自社株買いにより、年々少なくなってきていることが分かると思います。
2016年で10%程度、2017年と2018年でそれぞれ3%程度、自社株買いをしています。
株価上昇として自社株買いの寄与分を確認することができます。
このように株価の上昇の理由の一つとして、自社株買いも重要な要素になります。
自社株買いのメリット

自社株買いのすごいところはここからです。
マクドナルドの配当はおよそ2.5%程度です。
自社株の利回りは先ほど述べたように3%になります。
つまり配当と自社株の利回り分を加えるとなんと5.5%にもなるのです。
この自社株買いは税金がかからないので資産がそのまま増えることになります。
つまり、配当を受け取りながら(インカムゲイン)、資産を増加(キャピタルゲイン)させることが可能なのです。
まとめ
自社株買いとは、企業が自らお金を出して自分の企業の株を購入すること。
こうすることで、株価を上昇させ、株主に還元する。
株価の上昇の理由の一つとして、自社株買いも重要な要素。
配当と自社株の利回り分を合わせて考慮することが重要。
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